大人の読書感想文② マスカレードホテル
今週のお題「バレンタインデー」
今年は日曜日であったので、当たり前だが会社に行っていない。たまたま前日大阪出張だったので、その日は神戸で遊んでから始めての甲子園球場見学であった。
当日は無理だとしても、翌日には当然のごとく私のデスクには置かれているはずだが、なぜか置かれていなかった。このような暴挙はあってはならない!!
前置きは、これくらいにして今年2冊目の読書、「マスカレードホテル」です
とある一流ホテルに殺人事件が起こるだろうとの警察の調べでわかった。しかし、犯人もターゲットもわからない。何が起こるのかはわからないけど、この場所で起こるということは予測できたわけだ。
そのため、警察はホテルに潜入捜査を依頼するのである。そのやり方は本当に効率的だったのかわからんけど、警察にしてみれば「なんで俺がこんなことを・・・・」、本職のホテルマン(女だけど)からしてみれば、「なんでど素人が来るんだよ」て思いでしょうな
一方で私の職場での立場は「本職」って何だろうってぐらいいろんなことをやっている。それは私の人生において確実にプラスではあるが、なんで俺が・・・っていう思いをする仕事もなくはない。立場が違えば、当然考え方も変わってくるし、接客のプロと警察では長所も短所もそれぞれ浮かび上がり、双方のキャラクターを際立たせることができた。
ホテルというのは、いろんな人がいるんだなと改めて思わされたのだが、少なくとも私の周りにはここまでわがままな奴はいないだろうと思ったけど、高級ホテルという場所はよくも悪くも個性的な人が現れる場所なのかな?
このめちゃくちゃな客とのやり取りからこの事件のヒントにつながり、事件を解決に導くわけです。
ホテルマンと警察とのキャラクターや、こんなやついないだろうというめちゃくちゃな客、ホテルという非日常の世界、少しずつ謎が解き明かされていくドキドキ感で楽しく読めたのですが、ネタバレになるのでみなまで言いませんが、犯人のやることがはっきり言って手が込みすぎていてありえないんだよ。
東野圭吾さんの作品はこれまでいくつか読んだことありますが、トリックはかなり手が込んでいたりするけど、犯行への動機が弱い気もするのだが気のせいなのかな?